こんな、夢を見た

夢を覚えておくと、じきに自分の見たい夢が見られるようになるって特命リサーチ200Xで紹介されていたのを思い出した。
夢のある話だなぁ、と思いつつ、俺の見た夢を綴る




俺と彼女は歩いていた、自宅近くの大通り、なぜか真っ昼間。
二人は付き合い始めたばっかりで、俺は彼女のことをよく知らなかった。だが、彼女は俺のことをよく知っていた。


付き合いはじめなのに初々しさを見せない、手を出せば取り合う。そんな感じで歩いていた。


しばらく歩いたところでふと前を見ると、M・I・Bを思わせる人が現れた。なんとなく、嫌な予感がした。
刹那、彼女は俺を突き飛ばし、自分も倒れこむ。急なことに驚いて目を閉じてしまった。
そうしたら、いきなり目の内部が見えたような感じ*1、強い光が放たれたのが分かった。なんでだろう、助かった気がした。
それでも俺はパニックになり、状況を理解しようとして黒服を見ようとした。が、黒服はもういなかった。消えたとしか言い様が無かった。


俺がだいぶ落ち着いた頃、彼女は言った。
「あの光を見ると、大事なことを忘れてしまう」
やっぱM・I・Bじゃねえか、危なかった、と思った。簡単に納得してしまう俺がいた。
そして、ふと思いついた疑問を言った。
「なんで、君がそれを知っているの?」
返ってきた答えは―――



夕方、俺らは二人、無言で歩いていた。どこに行くのか、そんなことはどうでもよかった。
もう日も落ちるかという時、俺は彼女をチラッと見て、両手で両肩に手を置き、正面に振り向かせた。
「俺は、全部忘れていた。君を忘れたことすら忘れた俺は幸せだった。だけど、俺はまた君と出会えて、もっと幸せだ」



俺は彼女と歩いていく。



こーゆーの書くと、あらためて物書きって難しいなと思う
そーゆー点では、くめからをやってるamuを尊敬してしまうねぇ


余談だが、彼女の顔っていうのが全く知らない人で驚いた。どーしたんだろ、理想像?

*1:分からない人は、目を閉じて太陽の方を向けばわかるかも