サークルの合宿に行ってリア充を気取ろうとしたら爆死した、2日目

周囲に少し展開かっ飛ばしすぎじゃね?って言われたので、なるべく細かくかくことにするよー^^
あとわかりにくい人物がいたら相関図見て脳内補完してください。うん、この発言はいろいろと投げてる気がするけどいいや、小学生の作文みたいなもんだしねぇ。
とりあえず2日目前半です。



結局寝たのは3時半頃、深夜になってから少し離れたコンビニまで出かけたり、その後パワプロに興じたりしていたらそんな時間になってしまった。
眠い目をこすりながらも朝飯はしっかり食べる。しっかりと腹は減っていたみたい。
2年男子で同じテーブルにまとまっていたので、てきとーに談笑しつつもそもそと飯を頬張る。
「そういえば、今日はいつから海に行くのかな?」
ふと思った疑問をテーブルに投げかける。
「どーなんだろ、言われてないよね」
「飯食ったら行くんじゃない?」
杉山と広瀬が答える。確証じゃないみたいなので、先輩に話を振ってみようかなぁ。
「聞いてくださーい、海は午後から行きまーす」
ちょうどいいタイミングで合宿担当の酒井先輩が声を張る。僕らは「マジかよ・・・」という感じに、ざわざわし始める。
「午前中は自由行動で、昼食後1時から海に行きますので、よろしくー」
昼まで何すんだよーって話をしながら、朝飯を終える。どうせまた麻雀でもするんだろうなぁ、と思って部屋に戻ろうとしたら、岡本先輩に声をかけられる。
「野球しようぜ!」


そんなわけで、僕とその場に居合わせた広瀬と岡本先輩は、民宿横のコートを使ってキャッチボールやノックなどを楽しんだ。本当に久々の野球だったので、これを書いている今でも脇腹が筋肉痛だったりする。
「いつか渉外を集めて野球したいですね」
「千葉の方に安い球場があるらしいよ?」
「撮影して編集して面白くしたいな」
本当にいい汗を流した気がする。ペットボトルを2本くらい飲みきってしまって、息を切らして疲れ果てた11時半、昼飯前に少し休もうということで終了させた。
それからシャワーを浴び、軽く一息ついたところで昼飯のカレーライスをみんなで食べた、
定番だよね。


昼飯を食った後、今度こそはゴーグルを忘れまいと意気込んで準備をし、海に出かける。
この海というのも徒歩で数分歩けばついてしまうような場所にあり、今日の夜にする花火もここで行うらしい。
その日の水温も昨日のそれよりも暖かく、いくらか泳ぎやすかった。
「沖行こうよ沖!」
先陣をきって海に入る。さっそく広瀬や三浦などを引き連れて沖に向かう。他の人もじょじょに海に足を浸けてくる。
他の人の浮き輪をぶんどったりひっくり返したり、足のつかないような深さまでみんなを引っ張ったりした。
うん、僕リア充してるんじゃね?そんな風に思っていたよ。


ちょっとしたら、少し浅い方で浮き輪で浮かびながら別の方に流されている人がいた。同輩の女の子の望月さんだ。今まであまり絡んでないからいい機会だと思って近づいてみた。
「何やってんの?」
浮かんでるんだろうよと思いつつ訊いてみた。
「いや、ウチ泳げないからさ〜」
でも一人で浮かんでるのも寂しそうだしねぇ。
「そっか、じゃあみんなのいる沖まで連れていきこうか?」
「マジで?ありがとー」
どうやって帰ってくるのかはあえて訊かない。
そのまま僕が足のつかないような沖まで望月さんを浮き輪ごと引っ張った。今考えると結構危なかったかもしれない。何回もありがとうと礼を言われたから、その度にひっくり返すかもよと脅しをかけたりした。
その後みんながわいわいやってるさらに沖で同輩の森さんがのんびり泳いでいた。さすがに危なそうだったので、森さんと同じ大学の千葉さんと止めに行ったけども。


そんな感じで2日目の海も過ぎていき、夕方あたりに近くのスパ(笑)で体を流してきた。サウナに大人数で入って軽い酸欠を起こしたりとか、ワイン風呂に飽きるくらい浸かったりとか。まぁ男子だけなら下ネタになるのはしょうがないですよね・・・。
風呂上りにそこらにありがちなゲーセンで遊ぶなどして民宿にもどった。
2日目の夕食、今度は外でバーベキューなどではなく、エビフライや刺身など、普通の料理をもてなされた。今日の夜は花火をやるよと先輩に言われ、風は強くないかと心配しながら飯をたいらげた。


花火の時間、案の定風は強く、サンダルの上の素足には砂が容赦なく吹きつけた。後で風呂に入りなおそう・・・。
手持ち花火をみんなに渡し先輩に火をもらい、その火を他の人に渡したりと花火楽しむよりも火つけを頑張ったような気がする。
そのうちゆっくりしたいと思って近くの堤防になっている坂の部分に腰掛け休んだ。そしたらそのうち2年のほとんどがこっちにきてしまい、しまいには全体の半分以上が堤防に腰掛けてしまったので、みんなでゆっくりしようと思った。
樋口先輩が目の前にやってきて、ろうそくに火をつけて立てながら
「これ高井のいのちの火な!」
とか言い出すから、よけいに僕の周りに人が集まる。しかも堤防の溝のあたりに立てて風除けができていたにもかかわらず、炎はゆらゆらと揺れてすぐ消えてしまった。
「高井――――!」
僕のいのちが尽きたからか、みんなして悲痛な叫びをあげやがった。僕はどんなリアクションをすればいいんだよ、とりあえず、「俺―――!?」って叫んだけど。
「生き返るんだ高井!」
そう言いながら笑顔でろうそくを継ぎ足し火を補強する樋口先輩。最終的には4本くらい立ってたかな、僕のいのち。
「ねぇ高井、結局何回くらい死んだの?」
「たぶん、14,5回は死んだと思うよ」
「ゾンビじゃんw」
まぁそんな感じで、花火をいろいろぶん投げたり打ち上げ花火を手で持ったりして、花火の時間は終了した。
僕の楽しい合宿はここまでだった。